ねぇ…大好きなのに。
春樹が、仕事を変えてから半月。
その日は私の誕生日だった。
朝、携帯電話のアラームが鳴る。
私は毎朝、春樹を起こす。
「春樹、朝だよ。頑張って」
なかなか起きない春樹。
20分位すると、春樹は起きて仕度を始める。
もう、この頃には私が春樹に作業着を着せてあげる事は、無くなっていた。
春樹は自分が、だらし無くなるから止めて欲しいと言ったからだった。
そして、私は春樹を車まで見送る。
「春樹、今日はケーキ買って来るの忘れないでね」
「うん」
まだ、寝ぼけた様な返事をする春樹。
「はい」
そう言って春樹が後部席から、何かを私に手渡した。
【プレゼント?】
プレゼントなんて、貰えると思ってなかった。
「ありがとう」
驚きすぎて、どうしたらいいか解らなかった。
「うん」
春樹は、そのまま車を走らせ仕事に行ってしまった。
春樹の車が見えなくなってから、徐々に実感が湧いてきた私は嬉しさで、震えている手で春樹のくれたプレゼントを開けた。
始めて貰った春樹からのプレゼント。
綺麗な箱の中に入っていたのはピアスだった。
私は春樹にメールした。
「春樹、誕生日プレゼントありがとう。このピアス着けたトコ1番最初に、春樹に見てもらうからね。」
そのピアスを見ていたら、嬉しくて、笑顔のままの私の目からは、幸せな涙が流れていた。
きっと今年の誕生日は、私の一生の中で1番幸せな誕生日だと、本当に心からそう思った。
その日は私の誕生日だった。
朝、携帯電話のアラームが鳴る。
私は毎朝、春樹を起こす。
「春樹、朝だよ。頑張って」
なかなか起きない春樹。
20分位すると、春樹は起きて仕度を始める。
もう、この頃には私が春樹に作業着を着せてあげる事は、無くなっていた。
春樹は自分が、だらし無くなるから止めて欲しいと言ったからだった。
そして、私は春樹を車まで見送る。
「春樹、今日はケーキ買って来るの忘れないでね」
「うん」
まだ、寝ぼけた様な返事をする春樹。
「はい」
そう言って春樹が後部席から、何かを私に手渡した。
【プレゼント?】
プレゼントなんて、貰えると思ってなかった。
「ありがとう」
驚きすぎて、どうしたらいいか解らなかった。
「うん」
春樹は、そのまま車を走らせ仕事に行ってしまった。
春樹の車が見えなくなってから、徐々に実感が湧いてきた私は嬉しさで、震えている手で春樹のくれたプレゼントを開けた。
始めて貰った春樹からのプレゼント。
綺麗な箱の中に入っていたのはピアスだった。
私は春樹にメールした。
「春樹、誕生日プレゼントありがとう。このピアス着けたトコ1番最初に、春樹に見てもらうからね。」
そのピアスを見ていたら、嬉しくて、笑顔のままの私の目からは、幸せな涙が流れていた。
きっと今年の誕生日は、私の一生の中で1番幸せな誕生日だと、本当に心からそう思った。
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