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紅の月『第十一話』桜との戦い

[390]  文下手  2006-08-14投稿
「いくぜ!」信夜は桜に向かって走った。桜も応戦する。
「面白い!来てみろ!」信夜は剛刀を振り、桜は防ぐために大剣を振る。剣と剣は火花を散らしながらぶつかり合う。
「なかなかだな…」桜は呟いた。一撃の重さを感じとったのだ。
「加勢するぜ!炎爆!」焔は槍を地面に挿した。直後爆発するように炎が沸き上がる。
「あたしも!」香織がナイフを投げる。直接当てる訳ではなく、地面に当てていた。
「フレイムカースト!」炎で出来た剣が桜に落ちる。「させはしない!氷幕陣!」突如桜を覆うように氷がドーム状にできた。そして今までの攻撃を防ぐ。
「いくぞ!氷華斬!」大剣に氷が纏わり、桜はその剣を振った。途端、氷柱が吹雪の様に信夜達をめがけ飛んでいく。
「…くそっ!!」信夜は刀で氷柱を斬っていく。氷柱は細かくなり、当たっても痛くはなくなる様になった。
「いくぜ!」信夜は桜に猛攻をかけた。桜は防ぐのに精一杯で、攻撃をしてこない。
「焔!今だ!」途端、焔が桜の後ろに現れる。
「爆炎陣!」炎が広がり、桜を燃やしていく。

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