スカバンburn!!02 -21- 〜星空の下〜
光希は民宿の玄関まで来ると靴を履き扉を開けた。
ガラガラッ
その音に驚いてその人影―拓朗は目を丸くして振り返った。
拓「はあーみっきーか。驚かすなや」
光「何してるん?」
光希は拓朗に近づいて尋ねた。
拓朗は持っていた缶のお茶に口をつけながら左手で空を指した。
光希も見上げると真っ暗な空にはきらきらと輝く星が散らばっていた。
光「…うわっ……」
拓朗は左手をポケットに突っ込み話しだした
拓「皆寝ちゃってさ、喉渇いたし茶買おうと思ってそこの自販機まできたらめちゃ綺麗やから見とってん。」
光「…すごいなあ」
拓朗は横目で光希を見ると民宿前にある3段ほどの石階段を降り始めた。
光「どこ行くん?」
拓「さんぽー」
最後の1段を飛び降りると拓朗は振り返った。
拓「お前も行く?」
光「…うん!」
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