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愛するが故に

[872]  VISIA  2010-01-02投稿
彼女が、服を脱いでいく

一枚、一枚…

月に照らされた、
薄暗い部屋の窓のそばで

一枚、一枚…

そして、
最後の一枚を脱いだ時

私は、
彼女の背中に、月の光で輝く、ファスナーが有るることに気づいた。

彼女は、
背中のファスナーを下げ体を脱ぐ

そこから現れた、彼女の体にもファスナーがあった

彼女は、それを繰り返しついに最後の体を脱いだ

彼女は、その何にも隠されていない肢体を、
恥ずかしがる事なく、私の前に晒したのだ

私は、
彼女の心臓の動き・内臓の配置・筋肉の伸び縮み・骨の白さ等、見るモノ全てに驚いていた。
まるで、人体模型だった

…その日、私達は結ばれたのだが、
月の光に、彼女の肢体が照らされるたび、
私はドキドキしていた。
そして、目のやり場に困りながらも、
内臓をヌチャヌチャ愛撫していたのだ。

彼女を愛していたから…

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