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LastLetter〜私からあなたへ、真実〜 第一話『変頭痛』

[306]  もっちゃん  2010-01-03投稿
健吾 今? 何してるの。
健吾に逢いたいよ。

でも……。

もう あなたに逢えない。

こんな 私を見せたくない。

私の病気の事あなたに、さらけ出していたら賢吾の近くにいれたかな?

でも…。

あなたの事「愛してる」から言えなかった…。

病に落ちて行く私を見せれなかった。そんな 私を「許してね」。

だから 私なりの形で真実伝えるね。

「LastLetter」として。





あなたに、出逢った春にね。……


「トントン」『こないだ着てた服貸してくれない?』と妹の絵里菜が扉を開け入ってきた。

私は、数日前から身体の調子が、悪く横になっていた。

『いいよ』と言い身体をお越しクローゼットに向かい扉を開けようとした時だった……。

私は、頭痛に襲われ床に崩れてしまった。

『絵里菜』大丈夫?

『大丈夫 大丈夫 ちょっと頭痛がね……。
生理時に良く変頭痛があるから。』と妹の肩を借りてベッドまで運んでもらった。


『この服借りて行くね。それと、生理から来る頭痛でも 一度病院で診察してもらったら』と妹が、言い残し部屋を出て行った。

その時の私は妹の言葉の事を重く考えていなかった。


数日が、過ぎて。


変頭痛も治まっていた。
春の朝の事だった。

「ピ っ ピー」と目覚ましが鳴る。

私は、目覚ましを止めベッドから立ち上がった時だった……。


私の意志とは、違い足に力が入らなくなり…。

私は、床に崩れ落ちた。
私は急な事に動揺し『お母さん』と大きな声で叫んだ!!

直ぐに妹と母に部屋に入ってきた。

二人は、私を見て『どうしたの?』慌てて 駆け寄った。

『足に力が入らないの?』母も妹もその言葉聞くと二人も動揺隠せなかった。

『おい!どうした?』異常な事を察知し父も駆け付けた。

母が『絵里菜が足に力が入らないみたいなの』

『わかった 直ぐに 病院に行くど』と父が言った。

私は 妹と父に抱えら車に乗せられ 父の運転で病院に向かった。


これが 私と貴方の出会いの一歩だった。


つづく

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