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恋華―れんか―2

[201]  ミツキ  2010-01-04投稿
「はじめまして。 溝川 沁來 【みぞかわ しんく】 です」
メガネを クイッ とあげた手を おもわず 見つめて しまった。


私は タタッと 自分の ベッドへ 行った。
「沁來君は どこが わるいの?」
沁來 君は 私の顔を チラッとみて
「 心臓 」 と答えた。
心臓か…………。 大変だろうな..
「私は ひき逃げ されて 頭を…………。」 思い出そうとしたら 頭が痛くなった。
「 無理して 思い出そうとしなくてもいい。」 沁來君は 優しい瞳で そう答えた。
私は ドキッとした。
なんて優しい人なんだろう…………。
無愛想に 見えるけど そうじゃない。
とても 優しい人なんだ。

私は ベッドに 寝転んだ。
その まま 目を とじると 夢の世界へ 行ってしまった。

起きてしまったのは 真夜中 。
眠れなくて 自動販売機へ いった。
イスに すわって コーラを イッキ飲み!…………はできなかった。
その時 頬にいきなり 冷たいものが!
「ひやっあああぁ!」
「うわっ ご…………ごめん。 そんな 驚くとは …………。 」
「沁來君っ!」沁來君は ニヘッと笑う.
「 はやく ねろよ」
「 え …………うん。」
私は 自分の ベッドへ もどった。
今度は スヤスヤとゆっくり ねむれた。
沁來くんのおかげかな?.
なんか 沁來君に 近づけた気がした。

朝になり 私は 少し 遅くにおきた。
沁來君は もう起きて 朝ごはんを 食べていた。 私は 沁來君が 食べているのを 黙って みつめていた。
「おい。 真千 なに みてるんだ」
「 真千じゃなくて 恋華でいいよ。」
私は 恥ずかしがりながらも いった。
「ふっ ………… わかった。」
ちょっと 笑われた 気がしたが…………。
私は 隠し持っていた お菓子を 取り出し 沁來君に わけて 食べていた。
その 時 カツカツ…………。やばい お菓子を食べているのをばれる! そのとき 沁來君が私の肩をもって 抱き寄せた。

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