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幼なじみ 第5話

[228]  ち⌒い  2010-01-04投稿
「確かに-☆
うちさ-、美紗季が
恋に鈍感過ぎて
せっかくの美少女なのに
ず-っと本当の"恋"が
出来ないんぢゃないか
って心配だったんだ-。
でも、中2っていう
早い段階で本当の"恋"に
気付いてくれたから
正直安心してる。」

「そだね-。」

2人ともあたしの事を
こんなに想っていて
くれたんだ...

そう思ったら
胸が熱くなった。

「みほ.ゆ-か。
ありがとね...!」

あたしは素直に
お礼の気持ちを
2人に伝えた。

そしたら、2人は笑顔で
あたしの背中を
押してくれた。

「まずはファンクラブと
戦わなきゃね!笑
あの子達、なかなか
手強いわよ-。
美紗季、頑張って!」

「ありがとう...!
あたし頑張るから!!!」

そ-2人に伝えて
あたしは翔のいる席に
走って戻った。

戻ると、翔が
興味津々な顔をして
話かけてきた。

「今吉岡と小原と
俺の話してただろ-?」

吉岡は美帆、
小原は柚果の事だ。

「...っえ?べっ別に
話してないし...」

何で翔には
あたしの嘘が
お見通しなんだろう。

やっぱこいつ...
エスパ-なのか。

「嘘つけ-バカたれ-」

「うっ嘘じゃないよっ!!!
バカでもないし!!!」

「お前嘘つくの
へったくそだな-。」

「え?」

「誰よりも俺が一緒に
いるんだから
お前の嘘なんか
すぐ見抜けるよ。」

そういう事か。
翔はエスパ-でも
なんでもなくて
あたしの1番の
よき理解者だから
あたしのピンチには
必ず現れる。

「翔...」

「何話してたんだよ?」

「ねぇ...」

「ん?」

「翔今好きな人...いる?」

「...え?急になんで?」

「いや-だって
好きな人の話は...
聞いた事ないし。」

「ん-まあ俺も片思いはしてるかな」

「ぅえ!?片思い!?翔が!?」

「わりぃかよ。」

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