碧 9
「あ、」
「?」
香菜がなんか呟いた。
「愛美は休んでたから知らないんだよね」
「何をー?」
ケータイをいじっていた手を止めて香菜を見る。
「今日から新しい店員さんが来るらしいよ」
「へぇー、どんな人だろうね。女?男?」
「男。カッコいいんだってぇ」
そーゆー事か…。
あたしは再びケータイに目を移す。
「ふーん…」
「もー!もっと興味持とうよ!」
あたしの反応に対して香菜はため息まじりで言う。
「だって興味ないし」
またため息が聞こえる。
「ま、愛美にはカッコいい彼氏がいるからしょうがないか…」
「おい、お前ら早くしろー。朝礼始めるぞ」
店長がスタッフルームに入ってきて言う。
「「はーい」」
―――\r
「正月は意外と混むから気を引き締めていけよ。」
「「はい」」
店長の細かい指示が全員に回っていく。
「中村、おまえもう大丈夫なのか?」
店長が思い出したようにあたしに問いかける。
「あ、はい!何日も休んじゃってすいませんでした」
「休んだ分、今年はいっぱい働いてもらうぞー」
「はい!」
そして店長はあたし達がいる左端の方を見て手招きする。
それと同時に店長の元に歩いていくその人。
――あれっ?!
「今日からここで働いてもらう高峰だ。」
「高峰智です。よろしくお願いします。」
その人は軽くお辞儀をした。
その人の顔をよく見る。
「「あ!」」
あたしと高峰さんは目が合ったと同時に叫ぶ。
そうその人は1週間前にデパートでぶつかったあの"イケメン"…。
「え?2人知り合い?」
店長が不思議そうな顔をする。
「はい、この前、「知らないです」
…は?
あたしが言い終わる前にこの前会った事を否定された。
「初めまして」
高峰さんはあたしに軽くお辞儀をする。
少しも笑わないで…。
――何これ…。
あたしはその場に固まったまま高峰さんを見つめる。
「そうか?まあ良いや。伊藤、少しの間、こいつにいろいろ教えてやってくれ」
「はい」
店長は全然不思議に思わない様でまた指示を出していく。
「?」
香菜がなんか呟いた。
「愛美は休んでたから知らないんだよね」
「何をー?」
ケータイをいじっていた手を止めて香菜を見る。
「今日から新しい店員さんが来るらしいよ」
「へぇー、どんな人だろうね。女?男?」
「男。カッコいいんだってぇ」
そーゆー事か…。
あたしは再びケータイに目を移す。
「ふーん…」
「もー!もっと興味持とうよ!」
あたしの反応に対して香菜はため息まじりで言う。
「だって興味ないし」
またため息が聞こえる。
「ま、愛美にはカッコいい彼氏がいるからしょうがないか…」
「おい、お前ら早くしろー。朝礼始めるぞ」
店長がスタッフルームに入ってきて言う。
「「はーい」」
―――\r
「正月は意外と混むから気を引き締めていけよ。」
「「はい」」
店長の細かい指示が全員に回っていく。
「中村、おまえもう大丈夫なのか?」
店長が思い出したようにあたしに問いかける。
「あ、はい!何日も休んじゃってすいませんでした」
「休んだ分、今年はいっぱい働いてもらうぞー」
「はい!」
そして店長はあたし達がいる左端の方を見て手招きする。
それと同時に店長の元に歩いていくその人。
――あれっ?!
「今日からここで働いてもらう高峰だ。」
「高峰智です。よろしくお願いします。」
その人は軽くお辞儀をした。
その人の顔をよく見る。
「「あ!」」
あたしと高峰さんは目が合ったと同時に叫ぶ。
そうその人は1週間前にデパートでぶつかったあの"イケメン"…。
「え?2人知り合い?」
店長が不思議そうな顔をする。
「はい、この前、「知らないです」
…は?
あたしが言い終わる前にこの前会った事を否定された。
「初めまして」
高峰さんはあたしに軽くお辞儀をする。
少しも笑わないで…。
――何これ…。
あたしはその場に固まったまま高峰さんを見つめる。
「そうか?まあ良いや。伊藤、少しの間、こいつにいろいろ教えてやってくれ」
「はい」
店長は全然不思議に思わない様でまた指示を出していく。
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