碧 10
「愛美!高峰さんと知り合いなの?!」
「のはずなんだけどなあ…」
朝礼が終わった後、香菜と2人で客席のテーブルの周りを掃除していく。
高峰さんに思いっきし初めて会った人への対処をされた。
なんでだろう…。
スタッフルームにふと目を向けると扉が少し開いていて中に高峰さんがいた。
「ちょっとあたし行って来る!」
「ちょ、愛美?!」
あたしは香菜を置いてスタッフルームに行き、扉を開ける。
高峰さんが自分のものを整理していた。
あたしが入ってきた事に気付いて一度こっちを見たけど、またすぐ作業に戻る。
「あの、高峰さん…」
「はい?」
こっちを見てくれた。
でもその目はなぜか深い、冷たい人を寄せ付けない碧色をしていた。
――イメージカラーは爽やかな青だなあ
あたしが初めて会った日とは全く違った。
「なんで、さっき…」
「別に関係ないんで」
「え?」
「ここで働く上で前にたまたま会ったこととか関係ないでしょ」
「そうだけど、でも…っ」
「いらないんですよ、仲間とか」
そう言い放って高峰さんはスタッフルームを出ていってしまった…。
「のはずなんだけどなあ…」
朝礼が終わった後、香菜と2人で客席のテーブルの周りを掃除していく。
高峰さんに思いっきし初めて会った人への対処をされた。
なんでだろう…。
スタッフルームにふと目を向けると扉が少し開いていて中に高峰さんがいた。
「ちょっとあたし行って来る!」
「ちょ、愛美?!」
あたしは香菜を置いてスタッフルームに行き、扉を開ける。
高峰さんが自分のものを整理していた。
あたしが入ってきた事に気付いて一度こっちを見たけど、またすぐ作業に戻る。
「あの、高峰さん…」
「はい?」
こっちを見てくれた。
でもその目はなぜか深い、冷たい人を寄せ付けない碧色をしていた。
――イメージカラーは爽やかな青だなあ
あたしが初めて会った日とは全く違った。
「なんで、さっき…」
「別に関係ないんで」
「え?」
「ここで働く上で前にたまたま会ったこととか関係ないでしょ」
「そうだけど、でも…っ」
「いらないんですよ、仲間とか」
そう言い放って高峰さんはスタッフルームを出ていってしまった…。
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