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幼なじみ 第13話

[291]  ち⌒い  2010-01-06投稿
翔はあたしを
追ってこない。

なんで...?

そんな事を考えながら
トイレに駆け込んだ。

鏡の前に立って
自分の姿を
じっと見つめる。

「情けない顔」

そう呟いたら
我慢していた涙が
一気に溢れ出した。

翔のこと...
大好きなのに
その想いがど-して
こんなにもあたしを
苦しめるんだろう。

-翔Side-

「もしかして...
美紗季ちゃん!!!!
あなたが彼女なの?」

吉岡が言った一言で
俺達の関係が
今にも気付かれそうな
極限まできていた。

美紗季の顔を
ちらっと覗く。

ほんとの事を
追求されたせいか
困った顔をしていた。

俺がなんとかしないと。

でも俺に何が出来る...?

そうか!
嘘をつけばいい!

俺は決心した。
口を開こうとした。

その時...

「あたしは...」

美紗季が口を開いた。

まずいっ!
俺が守んなきゃ!

俺は美紗季の言葉を
遮るように言った。

「美紗季は彼女じゃね-よ
俺の彼女は
違う人...だから。」

よし!これでOKだ!

でも美紗季の顔は
悲しい顔だった。

なんで...?

しかも、俺の顔を
見ようとしない。

「あたし...
トイレ行きたいから
先いくねっ...!」

「おい!美紗季!」

俺が叫んでも
あいつは振り向かない。

ど-してなんだよ...

俺は美紗季に
理由を確かめようと
後ろを追いかけた。

でも途中で気付いた。

美紗季は...俺に
真実を言ってほしかったんじゃないかって。

それに気付いた瞬間
俺の心は痛んだ。

「嘘で守ろ-なんて
さいて-だよな...俺。」

そう小さく呟く。

俺は負い目を感じて
追いかけられなく
なってしまった。

「翔くん...?ど-かした?」

後ろで小原が
俺に声をかける。

「いや!なんでもない!」

平気なフリをした。

ほんとは平気なんかじゃ
全然なかった。

今すぐ美紗季に
謝らね-と...

そう思ってた。

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