携帯小説!(PC版)

MUSIC 3話

[443]  L  2006-08-15投稿
原musicから帰ってきたミツオは早速CDをデッキに入れた。歌詞カードをみながら、再生ボタンを押す。その瞬間に流れだす攻撃的なギターの音。何をいっているかはわからないが人をくうようなジョニー・ロットンの声。全てがミツオにとって未体験だった。さすがに今から30年近く前のアーティストの曲で音質は最低だった。しかし、一度聴いたダケでわかるPistolsのヤカマシさ。ミツオは生まれてはじめてこんな曲を弾きてぇと思った。机の上に置いたCDのジャケットを見る。作りはチャチだか写真に写っている男は半端なくCoolだった。
その夜、ミツオの部屋から激しいその<騒音>が消えることはなかった。
次の日、学校に行ったミツオは普段と変わらぬ生活をした。いつも一緒につるんでいるユウタとヒロノブとくだらない話をしたりして。しかし、二人にミツオはSex Pistolsの話はしなかった。
理解してもらえるとは思わなかった。ユウタはCDなんかにお金を使うぐらいならゲームや漫画につかいたいって奴だし、ヒロノブは普段から流行っている曲しか聴かない奴だったからだ。帰り道の途中突然ヒロノブがTSUTAYAへいこうと言い出した。それにたいしユウタは「え〜、俺、今日ド○クエしてんだけど。」と不満を述べる。それを聞いたヒロノブは少し怒ったように言う。「ド○クエなんていつでもできんべ?ここは友達につきあってやるべきだって。」その後ミツオはふと聞いてみた。「つかTSUTAYAに何しにいくん?」それを聞いたヒロノブはすこし恥ずかしそうに「可愛い店員がいるんだや。名前だけでも確認したい!てかどうにかしてお友達に。」と述べた。「くだんね。友達とかゼッテー無理だからやめとけ。」ユウタが厳しめに言う。「まぁいいからいいから。」と結局ヒロノブに言いくるめられてTSUTAYAに向かうことになった。いざTSUTAYAでその店員をさがして見るが中々みつからない。そのうちイライラしてきたユウタが「今日きっと休みなんだって。帰ろうぜ。」とぐだぐだを言い出した。その直後「見つけた!」とヒロノブが小さく叫んだ。レジのあたりにいたその人は同い年位で髪は黒く長く、うっすらと化粧をした美人という言葉が似合いそうな人だった。「ヨシダさんだってよ。」ミツオが言う。確かにネームには吉田と書いてあった。 〜続く〜

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