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コンピューターウィルス3

[707]  山田  2006-08-15投稿
最初の異変は普通の家で起こった。ここの家族は四人家族で一番上には成績優秀である黒田誠二がいる。彼は大食いでご飯が大好きでもあり、東大を現役で合格した親の自慢である。現在は2回生だ。その下には次男であり、最初の異変の被害者の一人でもある大阪府立黒塚高校二年の黒田真里。そして両親である… 「兄貴!宿題でさわかんねぇ所あんだけど…」ドア越しにしゃべりかけるがパソコンのキーボードを連続して押す音が一瞬だけとまり、「うるせぇよ、ばか」と冷たくあしらわれた。「ふん、パソコンオタクめっ」と黒田真里は毒づいて自分の部屋に戻った。「あ〜もぅいいや。めんどくせぇ。」っといい宿題を机に投げると一階のリビングに降りて行った。もぅそろそろ昼時なのでいい匂いがしている…テレビをつけると臨時ニュースが流れていた。どうやら近代科学省のマザーコンピューターに何者かが侵入したらしい。が、まったくパソコンをいじらない真里にとってはどうでもいいことだ。母親が「ご飯出来たから誠二よんで来てあげて」と言われたのでテレビをみるのをやめた。兄の部屋の前までいき「昼飯やぞ」と言ったが出てこない。真里も腹が減っていたので何も言わず一階に戻った、が三十分もたったのにいっこうに出て来ない。あの大食いでご飯大好きの兄がだ。さすがに父が「何をやってるんだ!!」と切れた。そういうとおもむろに席を立ち、誠二の部屋に向かった。しばらくすると、どなり声が聞こえたがしばらくするとやんだ。 それから10分たっても出てこないので「何してるのかしら?」と様子を見に行った。

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