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偵ゼロ−14−

[673]  ヒョン  2010-01-09投稿
零の表情はすぐに元に戻った。

「普通に考えるとこれはまずい状況ですね」

零は余裕の笑みを浮かべている。

「何かいい策でも?」

隼人が尋ねると零は首を縦に振った。

「もちろんです。もしかすると犯人を捕まえることができるかもしれないです。」

婦人が尋ねた

「でも、どうやって?」

「説明します。まずは・・」


零は作戦を語りはじめた



−−−−−−−−−−−


ここはとあるホテル。

零と隼人は婦人の夫、
つまり今回のターゲットが泊まるはずだった
部屋にいた。

彼は今頃、自分の家に居ることだろう。

婦人に頼んで呼び戻してもらったからだ。

「隼人さん位置についてください。」

「わっかりました。」

そういって隼人は、
ベットの中に潜った。

そして、零はドアの横の壁に張り付く。
零の位置は、ドアを開けるとちょうど影になる
位置だった。

「犯人は必ずここにきますそしたら・・」

「そしたら俺を襲おうとする犯人を後ろから拘束する、でしたっけ?」

「そうです。これからコミュニケーションは一切なしです。いいですね?」


隼人は布団から手をだして振った。
オーケーのサインだ。

零はそれを確認すると
部屋の明かりを消した。


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