携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンル >> 旅の記憶(本土最南端 4 )

旅の記憶(本土最南端 4 )

[354]  ヒロ  2010-01-12投稿
知覧特攻平和会館に入ったブルと幸であるが、やはり最初に零戦に眼が行く
次に…これはハーレー?とバイクも展示していた。
壁には兵士の白黒写真が所狭しと並んでいる
幸、(えっ?若くない?)
十五、六からの少年兵。上役でも二十五、六である
その写真の下にガラスケースが並び、中にはその兵士の遺書が展示してある。
ブルと幸はその遺書を黙読し始めた。

5分もすると、ブルは鼻をすすり始め、幸は涙が止まらない
幸、「何で…こんな…」と呟き
ブル、「戦争…か…バカヤロ…」と怒りなのか悲しみなのか…声を押し殺す様に呟いた
館内では所々、戦争のビデオが上映しており、二人は黙ってそのビデオを一つ一つ観て廻る
制服等も展示していたが、兵士達やその家族の気持ちを考えてしまい、それどころではないらしい
(余談なのですが、開聞岳付近にある公園に?死生の扉?という二本の石柱が立っていて?戦争で死んだ人の魂が迷わず帰る様に?と建てられた物と聞きました。又、近くには兵士の像や特攻に行くのを見送る母子の像等があり、この辺りへ行く機会があるのでしたら是非立ち寄って頂きたい)
二人は来た時とは違い、神妙な面持ちで会館を後にした

感想

感想はありません。

「 ヒロ 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス