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続12の夜(中)

[556]  さんちゃん  2010-01-12投稿

先生は
おそらく始めて
僕の目を見て話を切り出した


「宇野君(僕)は上手いんてね!妹から聞いてるよ」



妹?

先生の名字と
知り合い(コト仲)を頭の中のリストを考えた



あっ名字の同じ
コト仲に思い当たった


はあ…
あんな不良と
この真面目な先生が
姉妹なんかあ…

なんか不思議



先生も大胆だが

僕の大胆不敵さも
桁が外れてた


「先生も試してみる?」

口説きの世界なら
いくら先生(大人)と
威張っても
僕からすれば赤子同然だ


「姉妹で三人ちゅうのは趣味じゃないからダメだよ」


冗談の軽口なつもりが
事態を更に予想外の展開に運ぶ



まっこの頃の
コト仲のお姉様方は
小学生としているという変態的な背徳があったのかな

と今となっては思う



…で話は教室に戻り…

先生は提案してきたた


「今日三人で食事しようよ!」


僕は姉妹が二人暮らしなのを確信した



先生は教室では見たことのない笑顔でいた



当時の僕は児童会の長として

校内禁煙条例や

自転車通学をメット付という条件付きで
学校に許可させる権力者だった


そこには…
やはり転校前の
由美子ちゃんとの思い出がPTAや教師に対して激しく憎悪としてあったのかも知れない


友達(生徒)が先生に理不尽に殴られたら
集団(生徒全員)で授業をボイコットし

先生が謝罪しなければ
全員で
このまま役所に行くと脅した



…12の僕は恐ろしく冷静で残忍だった



(その女性の)先生に深い考えなんてなさそうやなあ…

お互い遊びなら
僕の好きなように操ったろ!



夕方
姉妹と僕は三人で食卓を囲んだ


僕の手法はワンパターン
まず自分がメチャメチャにお酒を飲みながら

様子を探る



〜続く〜

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