携帯小説!(PC版)

air 25

[361]  182  2006-08-15投稿
「なんなんだよあのチビはよぉ…」  金髪の男、ローが言った。  「あの…あんたらは…?」  レックスは少し小さな声で2人に聞いた。  「おいおい、普通自分から名乗るもんだろ。まぁ、いいけど…。俺はローでそっちの銀髪がゼス。」  「あ…お、俺はレックス。さっきは助かったよありがとう。」  「ん〜たまたまだよたまたま。でそっちの女の子達は?」  ローはさっきからフィーとレイをジロジロと見ていた。  「私はレイ、この子はフィー。さっきはありがとう。」  「レイにフィーか、可愛い名前だな。」  「俺はハウィー。よろしく!」  「あぁ〜ハウィーね。はいはい…。」  ローは素っ気なく応えると前に向き直った。  「あの金髪…かなり女好きだな…。」  ハウィーはローに聞こえないように小さな声でレックスに言った。レックスは、『お前も女好きだろ』と心の中で思ったが口には出さなかった。  「ロー、次はどこに行くつもりだ。」  ゼスはいつも無愛想な顔だ。  「ん〜そうだな…。あんたらどこに行くつもりだったんだ?近くだったら乗せてってやるよ。」  とローが言った。  「俺らはレブルアって国に行く予定だったんだけど…そこはちょっと遠いよな…。」  「あぁ?お前ら知らないのか?レブルアは昨日イルバースの攻撃を受けて今もまだ混乱状態だぞ。」  「やっぱり昨日のインキュバスはレブルアに…」  レイはかなり驚いているようだった。  「じゃあ、俺らとクエイドに来るか?そこならレブルアも近いぞ。」  レックス達はとりあえずローとゼスについていくことにした。

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