虚無の旅 第二話
中央広場には、一際大きい噴水と、その中にポセイドンをイメージさせる、手に鉾を持った荒々しい、これまた巨大な銅像が設置されていた。
広場の周りには所々天然の樹が生えており、全体の雰囲気を落ち着かせている。
少年は手近に在ったベンチに腰掛けた。ベンチは樹の直側に在り、そのお陰で涼しそうな木陰が出来ている。小休憩には丁度良い場所である。
少年は市場で購入した林檎に、早速齧り付いた。思った通り、身がぎっしり詰まっていて瑞々しかった。
(買い溜めしようかな。でも腐るか)
そんな他愛も無い事を考えている内に、どんどん林檎は削られてゆき、終いには芯だけになっていた。
(はぁ〜旨かった〜)
少年は伸びをし、ベンチに寝そべった。
何時の間にか寝てしまったらしい。もう太陽が沈みかけている。
少年はゆっくりと起き上がった。
(さてと、宿探ししなきゃな)
本当はこんなにのんびりしている暇は無い筈なのだが、少年はマイペースで大通りへと足を運んだ。
この時間帯、大通りは一番の賑わいを見せていた。夕暮れ時になると、大通りには沢山の屋台が立ち並び、観光客の五感を惑わしている。
惑わすと言っても、旅人の少年は目もくれない。
広場の周りには所々天然の樹が生えており、全体の雰囲気を落ち着かせている。
少年は手近に在ったベンチに腰掛けた。ベンチは樹の直側に在り、そのお陰で涼しそうな木陰が出来ている。小休憩には丁度良い場所である。
少年は市場で購入した林檎に、早速齧り付いた。思った通り、身がぎっしり詰まっていて瑞々しかった。
(買い溜めしようかな。でも腐るか)
そんな他愛も無い事を考えている内に、どんどん林檎は削られてゆき、終いには芯だけになっていた。
(はぁ〜旨かった〜)
少年は伸びをし、ベンチに寝そべった。
何時の間にか寝てしまったらしい。もう太陽が沈みかけている。
少年はゆっくりと起き上がった。
(さてと、宿探ししなきゃな)
本当はこんなにのんびりしている暇は無い筈なのだが、少年はマイペースで大通りへと足を運んだ。
この時間帯、大通りは一番の賑わいを見せていた。夕暮れ時になると、大通りには沢山の屋台が立ち並び、観光客の五感を惑わしている。
惑わすと言っても、旅人の少年は目もくれない。
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