携帯小説!(PC版)

陸 海 空

[327]  あおる  2010-01-15投稿
陸に足をつけて
海に手足を泳がせて
空に体を委ねて

あたしは限りない言葉を操っていく

錆びた鉄を溶かせるのは自分

こんなに自由自在なのに不満しか残ってないなんて

時間は進んでく
適当に

今しかできないことがある

人間がいちばん苦痛で自由

陸は踏みつけられる命で固くそこにいられる
海は陸の上で柔軟に徘徊し限りなく流れ続け
空は陸も海も全てを包み色んなものを作る

でもどれもそのものにはなれない
役割がちがうから

それを全てあじわえるのは人間しかできない

陸を踏める力
海の感触
空の雄大な広さと色や激しい感情

この素晴らしい宇宙で
触れ続けたいと思うんだ

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