携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> レインボー

レインボー

[304]  前原 琉  2010-01-17投稿
うん…夢じゃない。

数週間前、高校2年にしてやっと私『神崎鈴香』に彼氏が出来た。

ケータイでカレンダーを見ながらそう考えてた。

少し大きめの手帳を広げてため息をつく

町にはキラキラと電飾が輝いて楽しそうに見えるこの季節。

もうすぐクリスマスだ。

バイトはやっぱ入れずに一緒に過ごすのかな?

彼と私は偶然同じバイト。飲食店だからクリスマスは休みにくい。

別に一緒の時間帯に入れば一緒にいられるからバイト入るのかな??

私は聞いてみようと思って携帯を手にとる

だ…だめだ
私…番号もアドレスも知らない

どこか抜けてる私は今更そんな事を思いつつ不安になっていく

何で知らないんだろう…
どうして聞いてこないんだろう…
私のどこが良かったの??
付き合ってるんだよね?

いったん考え出した不安は募りそのまま寝てしまった。


『鈴香〜おっはよ』

次の日の朝、登校中の私に後ろから呼びかけてきたのは親友の『小田麻衣子』

『麻衣ちゃんおはよう』
セミロングで髪はサラサラ…明るくてみんなの人気者。現に今も私の知らない子から挨拶をされているし、級長だってつとめてる。ちょっと引込思案な私とは対照的…うらやましいな。と憧れをもってる面もあり、人に自慢出来る親友。

だけど麻衣ちゃんと話していても昨日のもやもやは晴れる訳無く午前の授業は全然頭に入らない。もうすぐ試験なのになぁ…ヤバイ。

お母さんの手づくり弁当も食べ終わり、昼休み。私はなんだかひんやりした所がよくて廊下に座っていた。体育座りでぼーっとしていると上から声がする。

『鈴香?悩み事?』

顔をあげると麻衣ちゃんがいた。彼女は笑っていた。なんかその笑顔に癒される私。思い切って相談することにした。


『えっ!まだメアドも番号も知らんの!?』

驚かれた。まぁ当然か。だってバイト一緒だし…知ってて当然みたいなとこあるしね。

『ちょっと待ってて』

そう彼女は立ち上がった。

『絶対ここにいてね!逃げちゃダメだよ』

と走りながら振り返り、呼び掛けて来る。彼の所へ行ったんだろう。私はそう思いつつも確認したくてばれないように後をつけ、彼の教室扉のほんの少しのガラスから中を見た。そう。彼は学校も一緒

感想

感想はありません。

「 前原 琉 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス