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【夢くい】14

[356]  豚姫  2006-08-17投稿

三人は暗く小さく細い大の大人がギリギリ通れる洞窟を歩いていた。
「今俺達が向かってるのはこの隠れ家の中心と言うか・・この隠れ家を作り出しているモノの所だ」
「作り出しているモノ??」
「ああ。俺達の先祖のウルフ達が後世の俺達ウルフの為に作り出したモノだ」
「それは全てのウルフの隠れ家にあるの??」
「ああ。それぞれの村の先祖が残したモノなんだ。それは先祖のウルフ達10人の心臓で作られたモノ」
「心臓!!??」
「・・先祖達が後世の俺達の為に自分達の命を犠牲にして作り出したんだ。それがこいつ「核」だっ!!」
洞窟を抜けると大きな大きな空洞の部屋のような場所に出た。そこには真ん中の地と天井から根のようなモノが生え、それに守られるように中心に真っ赤で生きてるかのように脈打つ大きな心臓があった。
「ひゃっ!!大きな心臓・・」
「ああこれを俺達は核と呼んでる」
「んで??俺達はこれからどうするんだ??」
「まずは俺達は今隠れ家の入り口を開ける事はできねぇ。だからこいつで外を見るんだ」
「外を??」
「ああ、隠れ家全体がこの核で出来ている。だから入り口もこいつの一部だ!!ちなみに見て分かるよう核は生きてる。だからこいつに頼んで、入り口をこじ開けようとしている奴を見るのさ」
「なるほどね♪」
「じゃ早速見ようぜ」
「ああ」
トキは核に近寄り手を核に向けた。すると核は光り出し、光りの中に映像が浮かび上がった。
「すっご〜い!!」
ミューはやや興奮気味になりながら映像を見た。
「もうすぐ入り口がうつる・・・・!!いたっ!!こいつだっ!!」
映像には黒い服を来た金髪の男が、入り口の壁に剣を突き立てていた。

「誰だこいつ??」
「俺は見たこと無いな・・」
「俺もだ」
「ぁたしも〜!!」
「おいっ!!男が剣を引き抜いたぞっ!!」
「・・・立ち去って行く??何でだ??」




その頃シキは1人でブラブラと歩き、また森の中で迷っていた。
「はぁ・・やっぱりお荷物かも」
「クスクス」
「!!!!誰っ!!??」
「クスクス」
薄きみ悪い笑い声は森の中に響いていて、何処から聞こえるのか分からない。
「誰っ!!出て来なさいよっ!!」
「・・・・・・・・・・」
笑い声はいきなり止み、風の音やたまにおこる地震の音だけが響いた。







「力が欲しいのか??」
「!!!!!」





「!!!!!」


「!!!!!」

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