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峠の手形

[863]  キユデヒ  2010-01-21投稿
暗い夜道をただ、ひたすら車を走らせていた…。


進めば進むほど道は狭くなり対向車が来ると離合できない道だ…。


暫く走ると後ろから
救急車が走って来た…。


僕は車を寄せたかったが
あまりにも道が狭いため


広い場所を探し、
走り続けた…。


どのくらい走っただろうか…。

少し道幅が広がった所を
見つけた…。


車を寄せると
救急車も後方で寄せた…。

後ろには救急車だけではなく、パトカーもあった…。

何か?あったのか?


僕は車を降り救急車の方向を見ていたら


救急隊と警察が
山手の方へ登りはじめた。

森が生い茂っている為か、なかなか先には進めなさそうだった…。


僕はとても気になり後を追った…。


時間にしてどれくらいだろうか?
よくわからないまま救急隊の立ち止まっている場所に着いた…。


目の前には大きな巨木があり見上げると…。








僕が首を吊っていた…。


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