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PRISONER(プリズナー)〜天使が悪魔になる瞬間〜

[296]  亞穂魅  2010-01-22投稿
彼女は、いつも一人だった。
ある日、一人の天使が彼女に話しかけた。
その天使の名前は『ダイアナ』
彼女とダイアナはすぐにうちとけ、仲良くなった。
そしてある日、ダイアナは天界と地界の境目にあるお城へ出かけ、その日を境に週一には必ず出かけていった。
そして彼女は気づいてしまった。
天界と地界の境目にあるお城の屋上で、ダイアナと宿敵の悪魔が恋に落ちてしまったことを…。
けれど彼女はみてみぬフリをした。
ダイアナが彼女には見せたことのない満面の笑みを悪魔に見せていたから。
けれど、日がたつにつれダイアナはどんどん弱っていった。
なのにダイアナは彼女が「休んだ方がいい」と言っても、ダイアナは週一には必ず出かけていった。
そしてとうとうダイアナはたてなくなるほど弱ってしまい、寝たきりになってしまったのだった。
彼女はその時決意したのです。
ダイアナが愛してる悪魔を殺すことを…。
週一の悪魔とダイアナが落ち合う日になった。
彼女はダイアナの飲む水に睡眠薬を入れ、悪魔が待っている天界と地界の境目にあるお城の屋上へ彼女は覚悟を決め、向かったのだった。
「ダイアナは?」
悪魔は彼女のコトを何も聞かずにダイアナのコトを聞いてきた。
けれど彼女は悪魔からの何の質問にも応えず、一粒の涙を流した。
「!?」
そしてそっと彼女は悪魔の首に手をあて首を絞めた。
悪魔は彼女の目を見ながら悪魔はピクリとも動かなかった。
ガタッ
悪魔が屋上から堕ちそうになった瞬間、彼女は
「ごめんね…」
と、そっと呟いた。
その謝罪の言葉は
愛してる悪魔(ヒト)を殺してしまうダイアナへのものなのか、
初めて出来た親友(ダイアナ)が死んでしまうのが嫌で、殺されてしまう悪魔へのものなのか…。
「…」
悪魔は屋上から堕ちてしまった。
悪魔は堕ちる瞬間、自分から命をたつように、目を閉じたのだった。
ついに悪魔を殺して泣きじゃくる彼女…。
しばらくすると
ニヤリ。彼女は気味の悪い笑みをした。
そう。初めて犯した罪の重さと大切な仲間(ダイアナ)を守れた喜びの歪みが、彼女の心を…狂わせたのだった。

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