携帯小説!(PC版)

YES 13

[218]  ゆう  2010-01-23投稿

私は松浦さんとメアド交換していたから、毎日のようにどっちからともなくメールするようになっていた。

今まで男の人とまともに付き合ったことのない私にとって、松浦さんとのやりとりは全て新鮮で、キラキラと輝いていた。


「恋に恋してるんだよ。あゆは」

最近のカズは私に辛辣な言葉をあびせるようになっていた。

「そんなことないもん!私は松浦さんが好きなだけだよ」

「1回しか会ったことない奴のこと好きだなんてよく言えるね。あゆはそいつの何を知ってる訳?」

「そうだけど…でも…」
「もっとよく知ってから好きだとか言うなら分かるけど…なんか軽く見えるよ」

「なんで…なんでそんな意地悪ばっかり言うの!」

「私はあゆのこと思って…」

「私のこと思ってくれてるなら、応援してくれてもいいじゃない!カズにそんなこと言われたら悲しくなるよ…」



その後、カズは黙ってしまった。

それ以降もカズは松浦さんの話には一切触れてこなかった。




カズ…

私はカズを…
どれだけ傷つけてた…?
自分で気づかない内に…
カズはどれだけ傷ついた?

今でも、そのことを考えると胸が締め付けられるよ。


カズ、今カズに会えたら、伝えたいことがあるんだ…。


もう一度会いたいよ…
カズ…。



続く

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