いつもの場所で 22
「結局行くことにしたよ」
麻由の件で、哲彦はデートすることを決断した。
それを、義人に報告したのだ。
「ほう…。それは良かったね。まあ、せっかくこっちに来るんだしな。まずはデートを楽しんだ方がいいな」
「ああ。で、お前の方は、進展あったのか?」
「洋食屋の子、『由美さん』てゆうんだけど、あるよ。メールが」
「どんな?」
「あくまでも、『早く、こちらに遊びに来てください。また、飲み会やりましょう』っていう」
「へぇ…。例のクラブの子は?」
「ああ、『りお』さんか?『9月に行きます』ってメールしたら、『その時は同伴で、お店に来てくださいね?』ってかなり事務的だよ。まあ、しょうがない部分ではあるけれどね…。」
「突っ込んだ話は、出来ずじまいか…もの足りないよ」
「まあ…今の時点では、俺は、お客様の一人だから。でも、同伴した時に、もっと突っ込んだ話が出来ればな…でも考えてみたら、距離とゆう問題は、埋めがたいし」
義人の言っていることは、もっともである。
どんなに気にいられても、距離があるからだ。
だが麻由は、その点については、深くは考えていなかった
哲彦については、お店でも、プライベートでも、時間が出来れば、会っていたいと思っていた。
「それとな…」
「ん?何?」
「実は、今日、この前仲良くなった、会社の子にデートに誘われてたんだけど…」
「へぇ…幸せだな、お前。大丈夫なのか?」
「参ったよ。言い訳が大変だった。」
「お前、もてるのは羨ましいけど、そうやって、やってくと、いずれ破滅するぞ!前にも言ったけど、助けねーよ。このことについては」 「なんとかするよ。ところでさ、例のカフェの子いただろう?」
「みやげ物屋と、兼任してる子か?」
「ああ。」
「その子とも何かあったのか?」
「いや、まあメールはあるんだけどな。特にないよ。ただ…」
「ただ…?」
「いや、いいや」
「なんだよ。言いかけてやめるなよ!ただなんだよ!」
「とりあえず、デート終わったら話すよ…」
「なんだよそりゃよ…」
「ごめんな…」
そう言うと、電話を切った。
哲彦は、言えなかった。
その彼女が、自分より義人のことを聞いてくることが…
それだけ、哲彦も気になっていたのだ
麻由の件で、哲彦はデートすることを決断した。
それを、義人に報告したのだ。
「ほう…。それは良かったね。まあ、せっかくこっちに来るんだしな。まずはデートを楽しんだ方がいいな」
「ああ。で、お前の方は、進展あったのか?」
「洋食屋の子、『由美さん』てゆうんだけど、あるよ。メールが」
「どんな?」
「あくまでも、『早く、こちらに遊びに来てください。また、飲み会やりましょう』っていう」
「へぇ…。例のクラブの子は?」
「ああ、『りお』さんか?『9月に行きます』ってメールしたら、『その時は同伴で、お店に来てくださいね?』ってかなり事務的だよ。まあ、しょうがない部分ではあるけれどね…。」
「突っ込んだ話は、出来ずじまいか…もの足りないよ」
「まあ…今の時点では、俺は、お客様の一人だから。でも、同伴した時に、もっと突っ込んだ話が出来ればな…でも考えてみたら、距離とゆう問題は、埋めがたいし」
義人の言っていることは、もっともである。
どんなに気にいられても、距離があるからだ。
だが麻由は、その点については、深くは考えていなかった
哲彦については、お店でも、プライベートでも、時間が出来れば、会っていたいと思っていた。
「それとな…」
「ん?何?」
「実は、今日、この前仲良くなった、会社の子にデートに誘われてたんだけど…」
「へぇ…幸せだな、お前。大丈夫なのか?」
「参ったよ。言い訳が大変だった。」
「お前、もてるのは羨ましいけど、そうやって、やってくと、いずれ破滅するぞ!前にも言ったけど、助けねーよ。このことについては」 「なんとかするよ。ところでさ、例のカフェの子いただろう?」
「みやげ物屋と、兼任してる子か?」
「ああ。」
「その子とも何かあったのか?」
「いや、まあメールはあるんだけどな。特にないよ。ただ…」
「ただ…?」
「いや、いいや」
「なんだよ。言いかけてやめるなよ!ただなんだよ!」
「とりあえず、デート終わったら話すよ…」
「なんだよそりゃよ…」
「ごめんな…」
そう言うと、電話を切った。
哲彦は、言えなかった。
その彼女が、自分より義人のことを聞いてくることが…
それだけ、哲彦も気になっていたのだ
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