最愛なる人
ねえ
私達付き合って四年になるよね。
高校三年生の夏にあなたから告白してきて・・・・私はとても嬉しかった。
大学受験なんて頭から離れるほどに・・・・
あなたは私なんかより頭が良いのにこんな私と同じ大学を受けてくれて
「俺は君と何時までも一緒にいたい」
私は涙がでた。
私はあなたを離さない
そう思った
確か大学ニ年の時、私を差し置いて他の女と街を歩いてたね。夜に私は泣きながらあなたに問い詰めた。
でもあなたは断固として喋らない。
だからわたしはあなたの頬を叩いた。
浮気だと思ったの
でも
あなたは苦笑いしながら仕方ないというような顔をしてポケットからダイヤの指輪を差し出して
「ちょっと早いけど・・・・誕生日おめでとう。」
「ごめん・・・・俺指輪とか分からないからさ・・・・君の友達と一緒に行ったんだ。」
そして、あなたは私を抱きしめ・・・・
「大学を卒業したら・・・・」
結婚しよう
私は声がでないほど号泣し、手を口に押さえながらウンウンと首を縦に振った
約束したのに・・・・
永遠の愛を誓ったのに・・・・
何であなたは私をおいて逝くの・・・・?
お願い・・・・私をおいていかないで・・・・
後少しで大学を卒業出来るんだよ?結婚出来るんだよ?
ねぇ…目を開けてよ…
お願いだから・…
そして、彼は二十二年の人生の幕を下ろした・…
でも彼女は何時でも笑顔でいた。
何故なら彼に
「俺が死んで、君が後を追っかけたら絶対に天国で会っても無視する。だから…俺の分まで幸せに生きてくれ」
それが・…彼の最後の言葉だった。
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