(仮)永遠の絆…最後の愛…11-2
徹「天気がいいらしいから星でも見ながら、ゆっくりドライブなんて、どうかと思って。」
真理「素敵!分かった。なんとか今晩に出れるようにするわ。で、何時にする?」
徹「そうだなぁ、20時にしよう。それで、どこかで食事しながら行こう。」
真理「分かったわ。」
徹「じゃあ、いつものバス停で。」
電話を切った真理は 丈 に何て言おうかと迷っていた。
そこに、また携帯電話が鳴った。
丈 からだった。
ビックリしながら電話に出た。
丈「もう、ご飯は食べた?」
時計を見ると12時40分だった。
真理「まだ、これからよ。お昼休みに電話してくるなんて珍しいわね。」
丈「そうだね。」
丈 は、まさかリストラされたなんて言えなかった。
真理「どうしたの?」
丈「あっ、いや、明日は旅行だったね?」
真理「うん。そうだけど、そうそう、それなんだけど…」
真理が話してる途中で 丈 は遮った。
丈「今夜は、かなり遅くなりそうなんだ。」
真理「遅くなる?何時頃?」
丈「分からない。」
真理「そうなの?それじゃあ私、友達と夕飯を食べに行ってきてもいい?」
丈「友達?」
真理「うん。明日、旅行に行く友達となんだけど」」
丈「それなら夕飯を食べて、そのまま旅行に行ってもいいんじゃないか?」
真理「それもそうね。友達に話してみるわ。」
丈「その方が楽だろ。」
真理「分かったわ。夕飯は作っておくから。」
丈「いいよ、いいよ。遅くなるから食べて帰るよ。旅行、気をつけて。」
真理「有り難う。」
真理はホッとしながら電話を切った。
つづく
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