スカバンburn!!02 -47- 〜気付かれない想い〜
拓「このままやと追いつくやんけ。とろとろ歩きやがって」
光「……」
拓「…。
なあ、みっきー。あいつら驚かせへん?」
光「え?」
――秋「真っ暗やあ〜…なんか出たらどうしよう…」
慶「そうやな。どうしようか」
秋「けえちゃん、絶対怖くないやろ」
慶「そんなことない。内心びびってるって。」
秋「…全然そんな風に見えへんな。あ、あそこで左に曲がるんやんな!」
秋奈が慶太郎の手をひく
拓「来たで…みっきー、ええか?」
光「う…うん…」
拓「…いくで。せーのっ」
拓朗と光希は草むらから飛び出した
「「わあ〜っ!!!」」
秋「きゃあ〜!!!」
慶「…。」
倒れかけた秋奈の両腕を慶太郎が後ろから抱え支えた。
拓「ぎゃはははは!」
光「…ふふっ…くふふふっ…」
大声で笑う拓朗の隣で光希も顔を背けて笑いを堪えた
秋「…な、な…!?」
慶「拓朗くん。」
拓「びっくりしたか?秋奈。てか、お前もびっくりしろよ」
慶「ああ、ごめん」
拓「ええわ。一応大成功やな、みっきー」
光「まあ…」
秋「……たく…ふざけんなあっ!!」
秋奈は起き上がって
拓朗に向かっていった
拓「わーごめん!!」
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