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探偵ゼロ−15−

[671]  ヒョン  2010-01-30投稿
部屋は静かだった。

音がするといえば、
外の風の音くらいだろうか。

それからすぐ、音がした

カチャ、カチャ、カチャ

誰かがカギを開けている
ようだ。

カチャカチャ、ガチャ、


カギがあいた。

隼人は息を呑む。

ドアはゆっくりとひらき、男が一人入って来た。

足音がしない。

その時だった。

「うぎゃあぁっ」
隼人の右腕に激痛がはしる。
なにかが刺さっている。

「待てっ」
零の声がする。
布団ごしに聞こえる言葉は変なかんじがした。

ドタドタと足音が遠ざかる。

隼人は意識を失った。


−−−−−−−−−−−

予想外だった。
まさかナイフを投げるなんて

零は廊下を走っていた。

前には黒い服の男がいた

「くそっ」

なかなか追いつけない!
男は廊下を左に曲がった

「逃がすか!」

勢いよく曲がると男がナイフを突き出してきた

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