リレー小説「ある物語〜15〜」唯沙
『希望や夢はいつも近くにいて遠くにあるものよ。簡単に手に入りそうで手に入らないもの。』
そう。
トーコの母はそう言ったのです。
トーコはそのことをナツに話した。
ナツはにっこり笑って
「私達なら見つけられるよ。」
明るく答えた。
トーコはナツにいつの間にか信頼をしていた。
トーコより長く生きているナツはトーコのお姉さんのようで懐かしい感じがした。
トーコはナツの肩に頭を寄せて
「そうね。私達なら見つけられるね。」
そう言って胸にかけてあるカギを握りしめた。
「村長さん。この地図をいただいてもいいですか?」
ナツが村長に聞いた。
村長は快く譲ってくれた。
「心の旅人よ。その地図は2人のためにあるようなものじゃ。」
村長はそう言うと地図を筒状の箱に入れてトーコ達に手渡した。
「さぁ行きましょう。私達の行くべきところへ。」
ナツがいつもより頼もしく思えたトーコでした。
2人の旅はこれから始まる。
そう。
心の旅の始まり。
そう。
トーコの母はそう言ったのです。
トーコはそのことをナツに話した。
ナツはにっこり笑って
「私達なら見つけられるよ。」
明るく答えた。
トーコはナツにいつの間にか信頼をしていた。
トーコより長く生きているナツはトーコのお姉さんのようで懐かしい感じがした。
トーコはナツの肩に頭を寄せて
「そうね。私達なら見つけられるね。」
そう言って胸にかけてあるカギを握りしめた。
「村長さん。この地図をいただいてもいいですか?」
ナツが村長に聞いた。
村長は快く譲ってくれた。
「心の旅人よ。その地図は2人のためにあるようなものじゃ。」
村長はそう言うと地図を筒状の箱に入れてトーコ達に手渡した。
「さぁ行きましょう。私達の行くべきところへ。」
ナツがいつもより頼もしく思えたトーコでした。
2人の旅はこれから始まる。
そう。
心の旅の始まり。
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