GO AWAY#18
「大丈夫俺の携帯はちゃんと電源を切っている。GPSで追ってはこれないよ」
京都は、携帯の画面を見せた。ちゃんと優の言いたいことは分かっているみたいだ。携帯を見せると優はホッとさせた。
「ならいい。しかし、その学生服でこれからの行動は目立ちすぎる……せめての情けだ。俺と彼女の服を着ていけ。だが、それだけだ。それがすんだらさっさとここから出ていけ。制服は俺が処分してやるから」
追い出された京都と雪野はおとなしく隣の部屋に向かった。向かう途中に
「なっなんなの?あの人は!?自分の身が一番なの?親友を助けようとはしないの?」
雪野は優の行動に腹が立ったらしいのか地団太を踏んでいる。だが、普通の人ならば自分から犯罪者になろうとする人はいない。むしろ優は京都達のために服を提供したのだ。充分だろ?と、思ったが雪野が怒っている理由は、親友を助けようとはしない行動に怒ったらしい。それを聞いた京都は
「優にはどうしても警官にならないといけない理由があるのさ」
京都呟くように雪野に言った。雪野は何か特別な理由があると思い何もつっこまなかった。部屋に入ると京都は適当に動きやすい服をチョイスして廊下に出て着替えた。雪野は京都に教えられたタンスの場所から優に言われた通り動きやすい服を選んできた。服に着替え終わった二人が部屋を出て行こうとして玄関に向かった
「優さんって結構いい人かも……って思ったのに」
「まぁまぁ」
雪野が文句を言っていたので京都がなだめていると
「おい!」
不意に優の声が聞こえてきた。その声に振り向いた二人は飛んできた物を京都は受けそこなって足もとに落として悶え、雪野は不意打ちにも関わらず見事にキャッチした。流石スポーツ万能!二人に渡されたのは京都にミット帽・雪野に度が入っていない眼鏡だった。
「せめて簡単にだが変装していけ」
そう言って優はリビングに戻っていった。二人はその後、静かに優のアパートを出て行き人気がない場所まで移動した。人気のないところまで来ると
「やっぱり優はいいやつだな」
京都が帽子をおもむろにはずすと、帽子の中には小さな財布と携帯電話が入っていた。その中には当面の資金が入っており携帯電話には雪野の事件についての資料のデータが入っていた。
「いい人なのね……ごめんなさい」
携帯電話を見た雪野は優の呟くように謝った。
京都は、携帯の画面を見せた。ちゃんと優の言いたいことは分かっているみたいだ。携帯を見せると優はホッとさせた。
「ならいい。しかし、その学生服でこれからの行動は目立ちすぎる……せめての情けだ。俺と彼女の服を着ていけ。だが、それだけだ。それがすんだらさっさとここから出ていけ。制服は俺が処分してやるから」
追い出された京都と雪野はおとなしく隣の部屋に向かった。向かう途中に
「なっなんなの?あの人は!?自分の身が一番なの?親友を助けようとはしないの?」
雪野は優の行動に腹が立ったらしいのか地団太を踏んでいる。だが、普通の人ならば自分から犯罪者になろうとする人はいない。むしろ優は京都達のために服を提供したのだ。充分だろ?と、思ったが雪野が怒っている理由は、親友を助けようとはしない行動に怒ったらしい。それを聞いた京都は
「優にはどうしても警官にならないといけない理由があるのさ」
京都呟くように雪野に言った。雪野は何か特別な理由があると思い何もつっこまなかった。部屋に入ると京都は適当に動きやすい服をチョイスして廊下に出て着替えた。雪野は京都に教えられたタンスの場所から優に言われた通り動きやすい服を選んできた。服に着替え終わった二人が部屋を出て行こうとして玄関に向かった
「優さんって結構いい人かも……って思ったのに」
「まぁまぁ」
雪野が文句を言っていたので京都がなだめていると
「おい!」
不意に優の声が聞こえてきた。その声に振り向いた二人は飛んできた物を京都は受けそこなって足もとに落として悶え、雪野は不意打ちにも関わらず見事にキャッチした。流石スポーツ万能!二人に渡されたのは京都にミット帽・雪野に度が入っていない眼鏡だった。
「せめて簡単にだが変装していけ」
そう言って優はリビングに戻っていった。二人はその後、静かに優のアパートを出て行き人気がない場所まで移動した。人気のないところまで来ると
「やっぱり優はいいやつだな」
京都が帽子をおもむろにはずすと、帽子の中には小さな財布と携帯電話が入っていた。その中には当面の資金が入っており携帯電話には雪野の事件についての資料のデータが入っていた。
「いい人なのね……ごめんなさい」
携帯電話を見た雪野は優の呟くように謝った。
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