携帯小説!(PC版)

狂おしく

[449]  アヤミ  2010-02-13投稿

僕に触れる その指が

離れて


秒針がひとつ動いたら

もう 過去になる


抱きしめても

抱きしめても

満たされなくて


同じベッドで

繰り返しても

繰り返しても

最後には

二人 泣いていた



確かめ方なんて

そう いくつも無くて


きっと

僕たちが生まれた時に

別れが始まってた



また、ひとつ

秒針が動いて


僕は

床に崩れ堕ちた

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