初恋 -ハツコイ- 5
「マコ!帰ろう」
あたしは高校生1日目が終わって、マコのいる教室に向かった。
「うん、帰ろー!」
あたしは初日から友達ができて、好調なスタートだった。
同様にマコにも友達がたくさんできていた。
「あ、安野さーん!また明日ねー!」
…?
下駄箱を出たところで、
誰かがあたしに向かって
手を振っている。
「ねぇ、あれ美和に言ってんじゃないの?」
マコに言われて気付いた。
―藤崎くん?
よく見ると、今朝話し掛けてきた藤崎康介だった。
あたしはどうすれば良いか迷ったけど小さく手を振った。
「ねぇ、あの人誰?」
帰り道でマコが
興味津々に聞いてきた。
「誰って…隣の席の男子だよ。藤崎康介くんっていうの」
「へぇー…初めて会ったにしてはやけに親しいんだね」
マコはなぜかニヤニヤしている。
「そーゆんじゃないよ…あの人はあーゆー性格なの」
あたしはため息を
つきながら言った。
マコは「なーんだ」ってガッカリしている。
初めて会ったのに、マコが期待するようなことになるわけがない。
あたしは高校生1日目が終わって、マコのいる教室に向かった。
「うん、帰ろー!」
あたしは初日から友達ができて、好調なスタートだった。
同様にマコにも友達がたくさんできていた。
「あ、安野さーん!また明日ねー!」
…?
下駄箱を出たところで、
誰かがあたしに向かって
手を振っている。
「ねぇ、あれ美和に言ってんじゃないの?」
マコに言われて気付いた。
―藤崎くん?
よく見ると、今朝話し掛けてきた藤崎康介だった。
あたしはどうすれば良いか迷ったけど小さく手を振った。
「ねぇ、あの人誰?」
帰り道でマコが
興味津々に聞いてきた。
「誰って…隣の席の男子だよ。藤崎康介くんっていうの」
「へぇー…初めて会ったにしてはやけに親しいんだね」
マコはなぜかニヤニヤしている。
「そーゆんじゃないよ…あの人はあーゆー性格なの」
あたしはため息を
つきながら言った。
マコは「なーんだ」ってガッカリしている。
初めて会ったのに、マコが期待するようなことになるわけがない。
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