スカバンburn!!最終章 -7- サボり
――放課後 3年4組
翼「せえ〜じぃ〜」
秋「結局学校に来ーへんかったなあ」
拓「大丈夫なんかなあ…」
美「あ、メールやっと返ってきた!」
翼秋「ほんま!?」
拓「なんて?」
美「…大丈夫そうみたい。謝ったら向こうも大事にはしなかったみたい」
翼「じゃあ何で学校来ないん!」
美「『母さんにやたら説教されて行く気なくなった』って…サボりやん。聖二にしては珍し〜」
秋「お母さんそんなに恐いんかなあ?」
翼「きっと怒られて泣いたんやって!目腫らして学校行くの恥ずかしかったんや!かわいい奴やな、あいつ」
拓「せえちゃんがそんなわけないやろ!…ほんまに大丈夫なんかな…」
――聖二の家
「本当に信じられないっ!勝手に立ち入り禁止の場所に入って遊んでたなんて…」
聖「はあ…もうそれ昨日から何回も聞いてる」
「当たり前です!何回でも言います!わかってる?もうあなた受験生でしょう?いつまでふらふらしてるつもり?」
聖「してません」
「いいえ!遊んでばっかりじゃない!!あなたも…賢一みたいになりたいの?」
聖「…」
「わかってるわね?もう一切バンドとかいうのは禁止。
音楽なんかやらせないから」
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