アナタの手
アナタとの別れ。
アナタが どう思っているのかわからない。
けどね
離れたくなかったんだ。
アナタがいないと心細くて切なくて、嫌だった。
とにかく嫌で仕方なかったの。
小さな船が出発する。
私は無理やり笑って
手をふったの。
寂しいなんて、今頃言ってどうするの?
その時 アナタは手を伸ばした。
私は アナタについていって良いの?
アナタは何故 手を伸ばしたの?
そんなこと考えながら
私はいつの間にか
アナタの手を とっていた
アナタの
暖かい手。
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