冬の朝
そっと君を抱きしめる
青白く冷たい身体
まるで氷で出来てる様
どうして
そんなに冷たいの?
ふふっ…
女のコはみんな
氷で造られているのよ
なんて不思議発言
僕が温めてあげる
ギュッと君を抱きしめる
うす紅色に染めた頬
うるんだ瞳 甘い声
ダメ
溶けてしまうわ
君は熱い涙を流す
上昇する体温
そんな事言われても
僕だってもう止められない
君を強く抱きしめながら
熱く激しく乱れる夜
うち奮える身体
天にも昇る程の愉悦
吐く息も白く
白く…
全てを終えた満足な僕は
青白く冷たい
氷の様な身体で横たわり
至福の眠りへ誘われる
朝
僕の時間は
寒い季節と共に
静かに凍りついていた
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