スカバンburn!!最終章 -11- きっかけ
勢いよく閉めた扉。
机の上に投げつけた鞄。
聖二はそのままベッドに倒れ込んだ。
聖「……俺だって…」
枕に顔を沈めたまま聖二は眠りについた――
――2年前 春 いつもの公園
〜♪
聖(そろそろボーンの練習やめて帰ろうかなあ)
翼「あー!!」
聖「びくっ!」
翼「お前、同じクラスにおったやんな?」
聖「…そうやけど(うわ〜同じクラスのアホ男や)」
翼「やっぱり!お前いつもここでそれ、練習してんの?」
聖「え…ああボーン?…まあ」
翼「へーそれかっこいーな!!」
聖「…そう…か?」
翼「ええなあ…そや!バンド一緒にやらん!?」
聖「はあ?!」
翼「ええやん!その楽器、一緒にやりたいねん!」
聖「いや…俺は…」
翼「ドラムはうちの慶太郎がおるし…ベースは…最近上手くなってきたしタケを誘うか。よし!決まり!!」
聖「はあ?!」
翼「よろしくな!
聖二!」――
――『……おねが……ます…聖二は…』
『…』
目が覚めた時、外はすでに薄暗くなっていた。体を起こし窓の外を眺めた。何やら外が騒がしい。
聖二は窓を開け下を見下ろした。そして見つけたのは…
聖「……!」
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