携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> desteny??

desteny??

[298]  meeco  2010-02-22投稿
茉莉子が、病院に来てからも、淳の容態に、特に変化は無く、時間だけが、刻々と過ぎて行った―\r

茉莉子も、私の隣のベンチに腰掛けたまま、殆んど、口を開かなかった。


「ねぇ、香里?」

病院に到着してから二時間程経った頃、突然、茉莉子は、私の肩を叩いた。

「んっ・・・?どうしたの?」

「ここで待ってても、淳に変化も無いし、ちょっと外出ない?」

「でも・・・。」

「もし、何か有ったら、彼女に連絡して貰って、直ぐ、戻れば良いじゃん。隣に、ファミレスが有ったから、そこに行かない?」

「う・・・うん・・・。」

私は、素っ気ない生返事をした。

「良いじゃん、ちょっと香里に聞きたい事も有るし。淳が気になるのは、私も同じだけどね、ここに居ても、何も変わらないでしょ?」

「まぁ、それはそうだけど・・・。」

「じゃあ、行こ。あの・・・。七星さん、だよね?」

茉莉子は、自分からうつ向いている七星に声を掛けた。

「はい・・・。」

「私達、少し、隣のファミレスに行こうと思うの。だから、淳に何か変わった事が有ったら、香里の携帯に悪いけど連絡貰えないかな?」

「良いです・・・、けど・・・。」
「じゃあ、悪いけど、お願いね。香里、行こ!!」

茉莉子は、七星にそう言うと私の左腕を掴み、ベンチから立ち上がらせた。

「でも、でもね、茉莉子。」
「良いから。淳の彼女も良いって言ってんでしょ。香里も、くたびれちゃうよ、魂詰めて、ここに居ちゃ。」

それから、私と茉莉子は、病院を出て、真隣に有る、ファミリーレストランに入った。

「話って?淳の事?」

「まぁね。麗華の事も関係有るかな?」

「何、何の話なの?こんな時に。」

私は、麗華の話だと茉莉子から聞いた瞬間、何か獲体の知れない、胸騒ぎに襲われて居た。

「あのね、麗華の彼氏知ってるわよね?」

やはり、私の予測は、当たっている様だった―\r

「うん。麗華の彼氏がどうかしたの・・・?」

私の声は、きっと震えて居ただろう―\r

「香里さ、ほんとに、昔逢った事無い?その・・・、中川さんと。」

「前に一度、麗華に紹介されて、その時、初めて逢って。それ以来、逢って無いし、逢ったのは、その時だけだけど・・・。どうして?」

「ふぅ〜ん。そうなんだ。」
「何で、私に、そんな事いきなり聞くの?」

「麗華がね・・・。香里が私の事、避けてるって。その、前に中川さんに香里が逢ったって日から突然に。そう言って聞かなくて。」

私は、親友の前で、中川の名前を聞いて、冷静を装えるか、不安に駆られて居た―\r

感想

感想はありません。

「 meeco 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス