最上級のサービス(前編)
俺は行きつけのバーにその女を連れ、いつものカウンターに腰掛けた。
女とは、つい30分前出会ったばかりだ。
今まで利用したことが無かったが、会員制のいわゆる“デートクラブ”というやつで、自分の好みに応じた女性とデートが出来る。
但し、その後のコトの成り行きは当事者しだい。
『当店のサービスは最高ですよ』――その言葉に釣られ俺は申し込んだ。必ず上手くいってみせる。
俺も今年で30才。独身で彼女もいないが、社内の女性をデートに誘うとなると色々面倒臭い。
だけどコレなら、まどろっこしい駆け引きなしにデートも出来る。俺にはぴったりのシステムだ。
女は胸元の開いたセクシーな白のブラウスに、すらりとした美脚を覗かせた革のタイトスカートを穿き、大人の女の魅力を醸し出していた。
年齢は30代後半あたりだろうか。まさに俺好みの“年上の女”といった感じだ。
俺は水割りを飲むフリをしながら、さっきから女の様子をまじまじと観察していた。
――いい女だ。
そしてタバコをふかしながら天井を仰ぐ女と、時々視線が絡み合う。
その度に俺はドキドキした心を抑えながら、微笑み返すのだった。
やがて女は、俺に向かってこう言った。
女とは、つい30分前出会ったばかりだ。
今まで利用したことが無かったが、会員制のいわゆる“デートクラブ”というやつで、自分の好みに応じた女性とデートが出来る。
但し、その後のコトの成り行きは当事者しだい。
『当店のサービスは最高ですよ』――その言葉に釣られ俺は申し込んだ。必ず上手くいってみせる。
俺も今年で30才。独身で彼女もいないが、社内の女性をデートに誘うとなると色々面倒臭い。
だけどコレなら、まどろっこしい駆け引きなしにデートも出来る。俺にはぴったりのシステムだ。
女は胸元の開いたセクシーな白のブラウスに、すらりとした美脚を覗かせた革のタイトスカートを穿き、大人の女の魅力を醸し出していた。
年齢は30代後半あたりだろうか。まさに俺好みの“年上の女”といった感じだ。
俺は水割りを飲むフリをしながら、さっきから女の様子をまじまじと観察していた。
――いい女だ。
そしてタバコをふかしながら天井を仰ぐ女と、時々視線が絡み合う。
その度に俺はドキドキした心を抑えながら、微笑み返すのだった。
やがて女は、俺に向かってこう言った。
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