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お遊び倶楽部?

[395]  もンぶらン  2006-08-20投稿
──朝。目を覚まし、携帯を見る。ズラッと並ぶ嫌な名前。

“山田拓海”

…拒否るのを忘れてたみたい。
朝からテンションはガタ落ちだ。

慎「あ!薫、起きたのー?」

薫「おはよう、慎」

慎「おはよー…変な夢でも見たのか?(笑)」

薫「…どっかおかしい?」

慎「顔色悪い」

薫「まじで〜…夢じゃないけど、店に来る客がうざくて」

慎「あの金持ちの?」

薫「うん。見るからにうざいじゃん?オーラが出てるんだよ」

慎「アホ!はよ食え」

ハムエッグトーストに野菜サラダ。
私達にとっては定番になりつつあるメニューだ。

…美味しい。

慎「今日、俺バイトだから先に行くわー」

薫「わかったぁ〜」

慎「薫も気をつけて行くんだぞ!」

薫「はいはーい」

慎「行ってきまーす」

薫「いってらっさーい」



……慎がバイトに行って一時間。

薫「そろそろ行くかぁー!」

『お遊び倶楽部』は夜だけではない。
昼でも営業している。
だから、この時間帯には家を出ないと、遅刻料金を抜かれてしまう。

──ガチャガチャ

薫「よし!オッケー」

私は家を出た。

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