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光の道筋(悪行)

[525]  2005-12-08投稿
父が姿を消して3年が経ち私は悪さばかりを繰り返して、14歳になっていた。
万引きに始まり、酒、タバコ、そして窃盗、恐喝、傷害、どんどん悪さはエスカレートするばかり。
学校、警察に母が呼ばれる事が多くなってきた。
そんな時私は大事件を起こしてしまった。 夜中デパートに侵入し物を盗み、学校等で盗んだ物友達に配っていた。
心に罪悪感は無く、悪さを繰り返す日々だった。
だがそんなある日、今まで侵入していたデパートは盗む物が無くなり警戒が強くなっていたので他のデパートに侵入する事にした。 そのデパートにも簡単に侵入する事ができた。
だがそれは警察のおとり作戦だった。
私達はデパートの中に入り商品を物色していると、一斉に警察が突入してきた。
私達は全員バラバラに逃げた。
他の仲間は全員逃げ切れたようだが私だけが逃げ遅れ、捕まってしまった。 警察は私に『仲間はどこだ?』と何度も聞いてきた。
だが私は口を割らず黙っていた。
30分ぐらい尋問が続いた。
警察が私を何度も背負い投げ何度も聞いてきた。『仲間はどこだ?』
私は怖さと痛みに負けて仲間の名前を言ってしまった。悔しさと自分の弱さに涙が溢れだしてきた。パトカーで警察署に向かう車中ずっと泣いていた。
警察署では色々尋問された。
侵入経路、逃走経路、盗みに入った動機等全て真実のありのままを話した。
指紋、顔写真を撮った後、母が迎えにやってきた。 まだ私は少年だった事から一旦家に帰る事が許された。
母と家に帰る車中母は何も言わず、ずっと泣いていた。
その頃の私は、母のないている姿を見ても、何も悪気もなく、これからの逃走計画を考えていた。

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