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旅の記憶(広島 5 )

[336]  ヒロ  2010-03-02投稿
バイクの荷台を改造したブルとユート
辺りは夕暮れで、今日は近くのキャンプ場に泊まる事にした。と言っても昨日間違え着かなかったキャンプ場に行く
ユート、「キャンプなんて初めて」と、ワクワクらしい
ブル、「テントはるぞ!そしたら風呂に晩飯!手伝え」
ユート、「うん!」
少年は楽しそうである。まあ夏休みの思い出になるだろうが、テレビ番組のマネしてここまで来るなんて…
テントをはり、風呂(服を洗いブルのデカイ服を着る)に買い出し(好物、焼肉)…はたから見れば二人は親子に見える程、ユートは遠慮無しである
暗闇の中、キャンプ場に戻って来た二人は早速晩飯に取り掛かる
初めてのユートはハシャイで肉を焼き、食べている姿を見ながらビールを呑むブルは(子供の喜ぶ姿とは良いもんだな)と思っていた
そんな時ユートが「ブルさん、なんで旅してんの?」
ブル、「楽しいからかな?そういや、呉からここまで歩いたのか?」
ユート、「うん…ヒッチハイクしても乗せてくれないし…助かった」
ブル、「普通は乗せないよ。乗れたのが奇跡だ」
ユート、「実はトラックの荷台にこっそり」
ブル、「おいおい、もうするなよ」
ユート、「もうしません」
二人は約束をした

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