海賊と鬼使い 5
「ハアッハアッ」
フウリ、鬼道丸、カイルの三人は息を切らせて睨み合っていた。
「こんな強い人間、久しぶりだぜ!!姫様、大丈夫か?」
鬼道丸がフウリの方を気づかって言った。
「大丈夫だよ。ありがとう。」
フウリが微笑んで言った。
「本当に強いな!お前ら!ますます仲間にしてぇ」
カイルがニコニコしながら言った。
「行くよ!」
「おう!!」
フウリが風の刃を飛ばし、鬼道丸が斬りかかった。
キキキキンッ!!
金属音が響き渡り、かすかな静寂が辺りを包んだ。
「面白そうな事してんじゃん、船長!!俺もまぜろよな。」
「ラウト!!」
カイルが叫んだ。
「あちらさんも二人だろ?これで二対二だろ」
ラウトが嬉しそうに両手に剣を構えた。
「退屈すぎて死にそうだったんだ。少しは楽しませてくれよ!!」
ラウトの登場に面食らっていた二人はフッと笑った。
「楽しすぎて泣いちゃうぜ?」
両者が飛びかかろうとした、その時。
ザバァァァンッ!!
「なぁっ!?」
いままさにぶつかり合おうとしていた剣をピタリと止め、四人は海から上がって来た巨大な生物を見上げた。
「しまった!!ここは大海蛇の縄張りだ!」
ラウトが叫んだ。
全長150メートルの体に、
直径10メートルの首。
海面から顔を出す巨大生物をフウリはチッと舌打ちして見上げた。
「鬼道丸!」
フウリに呼ばれ、鬼道丸は、サッとフウリの傍らにとんだ。
「『風切り』出せる?」
鬼道丸は少し考える素振りを見せた後、頷いた。
「ただ、足場が揺れるから、やりにくいです。」
「一瞬だったら、なんとか出来ると思う!!」
二人の様子を見ていたカイルがあわてて会話に割り込んだ。
「ちょ、ちょっと待て!!
お前らあいつを倒す気かよ!?」
それを聞いて二人はニヤリと笑った。
「「当たり前」」
ポカンとしていたカイルもやがて笑いだした。
「アッハッハッハッハ!!
お前らがそう言うとできそうに思えてくる。
よし、俺らは何をしたらいい?」
「ま、まさか船長!!」
ラウトがカイルを見上げた。
フウリは呆気にとられていたが、ニィッと笑うとカイルに「船を止めて」
と言った。
「よし、やるぞ!!」
カイルが叫んだ。
フウリ、鬼道丸、カイルの三人は息を切らせて睨み合っていた。
「こんな強い人間、久しぶりだぜ!!姫様、大丈夫か?」
鬼道丸がフウリの方を気づかって言った。
「大丈夫だよ。ありがとう。」
フウリが微笑んで言った。
「本当に強いな!お前ら!ますます仲間にしてぇ」
カイルがニコニコしながら言った。
「行くよ!」
「おう!!」
フウリが風の刃を飛ばし、鬼道丸が斬りかかった。
キキキキンッ!!
金属音が響き渡り、かすかな静寂が辺りを包んだ。
「面白そうな事してんじゃん、船長!!俺もまぜろよな。」
「ラウト!!」
カイルが叫んだ。
「あちらさんも二人だろ?これで二対二だろ」
ラウトが嬉しそうに両手に剣を構えた。
「退屈すぎて死にそうだったんだ。少しは楽しませてくれよ!!」
ラウトの登場に面食らっていた二人はフッと笑った。
「楽しすぎて泣いちゃうぜ?」
両者が飛びかかろうとした、その時。
ザバァァァンッ!!
「なぁっ!?」
いままさにぶつかり合おうとしていた剣をピタリと止め、四人は海から上がって来た巨大な生物を見上げた。
「しまった!!ここは大海蛇の縄張りだ!」
ラウトが叫んだ。
全長150メートルの体に、
直径10メートルの首。
海面から顔を出す巨大生物をフウリはチッと舌打ちして見上げた。
「鬼道丸!」
フウリに呼ばれ、鬼道丸は、サッとフウリの傍らにとんだ。
「『風切り』出せる?」
鬼道丸は少し考える素振りを見せた後、頷いた。
「ただ、足場が揺れるから、やりにくいです。」
「一瞬だったら、なんとか出来ると思う!!」
二人の様子を見ていたカイルがあわてて会話に割り込んだ。
「ちょ、ちょっと待て!!
お前らあいつを倒す気かよ!?」
それを聞いて二人はニヤリと笑った。
「「当たり前」」
ポカンとしていたカイルもやがて笑いだした。
「アッハッハッハッハ!!
お前らがそう言うとできそうに思えてくる。
よし、俺らは何をしたらいい?」
「ま、まさか船長!!」
ラウトがカイルを見上げた。
フウリは呆気にとられていたが、ニィッと笑うとカイルに「船を止めて」
と言った。
「よし、やるぞ!!」
カイルが叫んだ。
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