来世で逢いましょう 第十三話1
8月末の週末、東京新宿のカラオケ店の一室には、NEOとアロハシャツにバミューダパンツ、パナマ帽を被った権藤が居た。
「ネオさん、今日は堅苦しい話は一切抜きにしましょう。さて、先週出した宿題はちゃんとやってもらえましたか?」
「はい、毎日欠かさず」
「では早速歌を歌ってみましょう。練習曲は“ドレミの歌”です。」
「あのサウンド・オブ・ミュージックのドレミの歌…ですか?」
「そうです。これを最初は鼻歌、いわゆるハミングで歌います。何回か歌ったら次は歌詞じゃなくドレミの音階で歌いましょう。ドレミドミドミ♪レミファファミレファー♪てな感じで。最初は分からないでしょうから、紙に音階を書いて来ました。何回か歌ったら徐々に見ないでも歌えるようにしましょう」
レクチャーが始まり、NEOは真剣そのものの顔で、権藤の歌のサポートに付いて行きながら必死になってメロディーを奏で続けた。
「だいぶ音が取れる様になってきたじゃないですか、ネオさん」
「ええ、信じられないです」
「単調な作業で飽き飽きしたでしょう」
「でもとても楽しい」
「う〜ん、そうだな…次のステップは次回にしましょう。…一生懸命歌ったんでお腹すいたんじゃないですか?」
「ええ、少し」
「どうです?これからラーメンでも食べに行きませんか」
「え、ラーメン…ですか?」
「はい。荻窪に美味しい豚骨ラーメンを食わしてくれる店が有るんですよ」
「豚骨、私大好きなんです!ラーメンだったら断然豚骨です!」
「良かった。じゃあ荻窪、行きましょう!」
カラオケ店を出た二人は公用車に乗り込み荻窪へと向かった。
「ネオさん、今日は堅苦しい話は一切抜きにしましょう。さて、先週出した宿題はちゃんとやってもらえましたか?」
「はい、毎日欠かさず」
「では早速歌を歌ってみましょう。練習曲は“ドレミの歌”です。」
「あのサウンド・オブ・ミュージックのドレミの歌…ですか?」
「そうです。これを最初は鼻歌、いわゆるハミングで歌います。何回か歌ったら次は歌詞じゃなくドレミの音階で歌いましょう。ドレミドミドミ♪レミファファミレファー♪てな感じで。最初は分からないでしょうから、紙に音階を書いて来ました。何回か歌ったら徐々に見ないでも歌えるようにしましょう」
レクチャーが始まり、NEOは真剣そのものの顔で、権藤の歌のサポートに付いて行きながら必死になってメロディーを奏で続けた。
「だいぶ音が取れる様になってきたじゃないですか、ネオさん」
「ええ、信じられないです」
「単調な作業で飽き飽きしたでしょう」
「でもとても楽しい」
「う〜ん、そうだな…次のステップは次回にしましょう。…一生懸命歌ったんでお腹すいたんじゃないですか?」
「ええ、少し」
「どうです?これからラーメンでも食べに行きませんか」
「え、ラーメン…ですか?」
「はい。荻窪に美味しい豚骨ラーメンを食わしてくれる店が有るんですよ」
「豚骨、私大好きなんです!ラーメンだったら断然豚骨です!」
「良かった。じゃあ荻窪、行きましょう!」
カラオケ店を出た二人は公用車に乗り込み荻窪へと向かった。
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