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パンドラ ナ アイツ

[228]  ROKKO  2010-03-11投稿
「逢いたい。」
真夜中3時過ぎのメール。
「無理でしょう…もう!」と返すあたしの意識は、眠気でぼんやりしてる。
「今日逢いたかった…ホントに逢いたかったのに……ちょっとだけでも…ただ抱きしめて車でコーヒー飲むだけでも良かったのに。
メグハキツカッタノ?」
翔太からの返信………
ん………だからさ………
「明日お子ちゃまが早く学校に行くから寝坊は出来ないのよ…それだけ…きつかったとかじゃないの。あたしも翔太に毎日逢っていたいし、チュウだってもちろんセックスだってしたいよ。でも無理な日もあるの。明日夜逢おう。もう寝るね。おやすみ〜翔太 愛してるよっ」
って打って送信したら直ぐに深い眠りに落ちたあたし。
翌朝起きたら、翔太からの返信が入ってた。
「ゴメン。明日逢おう。明日抱くよ。おやすみなさい。」って
4つ下の彼 青木翔太は小さなバイク屋の店長。っていうか、2年前にお父さんが亡くなって跡を継いだらしい。
アタシ 川原 愛。愛と書いてメグミ。
34歳。
独身と言いたいけど、別居中のダンナと3人の子供がいる。
アタシ達、変な出逢いで出逢ってしまい1年が経ってしまった。

続く

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