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番外編 スカバンburn!! 僕は君の友達 (2/4)

[308]  きゃしー  2010-03-13投稿


礼を言う前にあの救世主はさっさと行ってしまった。

かっこいい人やったなあ。あの人、どこに住んでるんやろ?高校生くらいかな?また会われへんかな?


そんなまま、俺は中学生になった。


「はーちゃんと同じクラスで良かったあ!」

「うん!」

新しい学校、新しいクラス。

友達いっぱい作らないと。
希望いっぱいの俺の隣に、少し遅れてやってきた男子生徒が座った。

どんな人やろ。話しかけようと、振り返るとそこにいたのは


「きゅっ、救世主!?」

「…?」

「なあにー?タケ〜?」

隣の席にいたのは、そう、あの救世主やった
まさか同級生やったなんて!


「…どっかで会ったっけ?」

救世主は俺を変な奴とでも言いたげな目で見た

「ほらっ、こないだ絡まれとった…」

「……ああ、思い出した」

しばらく考えてからやっと気付いてくれたらしい

「あの時はありがとう!ほんま助かった!」

「別に邪魔やっただけやから…」

そっけない返事やったけど、全く笑ってもくれへんけど、なんか冷たい奴とは思えなかった。恐くもなかった。

「俺、猛!!タケでいいで!」

「俺は慶太郎。よろしく」


これが慶太郎と俺の出会いやった

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