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クリスタルクラッシュ2―?

[396]  いっと  2010-03-17投稿
「リリア、次の会合は一週間後でどうでしょうか?彼の契約が終了する日にでも」
「そうね。そうしましょう」
「よし、決まりだな」
ダリルは一つ小さく頷いて、肩を鳴らした。
「水やりしないとね」
ミーナは大きく伸びをした。
「ミーナ、今帰ってきたばかりでしょう?ちょっとは休んだら?」
「ん?いやぁ、体動かしてないと…ね」
「?」
一瞬垣間見えたミーナの虚ろな目に、ザックは首を傾げた。
「ま、そういう事だから。それじゃ、私はこれで!」
ミーナは一瞬で明るい表情に切り替えると、手を小さく振って急いで小屋から出て行った。
「…まだ、ね…」
リリアは悲しげな顔で呟いた。
「?」
ザックはリリアの様子を見て、もう一度首を傾げた。
「おい、ザック」
ダリルは剣を肩に担いで、ザックをジロリと睨んだ。
「な、何ですか?」
「リリアに何かしたら、斬り殺すからな。それと、敬語はやめろ」
「え?」
「仲間になったんですから、敬語はもういりませんよ」
エナンは苦笑して、ザックの肩を軽く叩いた。
「え…でも、エナンさんは敬語…」
「こいつはいいんだよ。頭脳労働の奴が俺みたいな口調だったら、困るからな」
「…はあ」
「ま、つまりは早くここに慣れろ、って事だ」
ダリルは剣を小屋の剣置き場に戻して、
「じゃあな、リリア。何かあったら、すぐに俺を呼んでくれよ」
と、言い残して小屋から出て行った。
「では私も帰りましょうかね」
エナンは椅子から立ち上がった。

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