海賊と鬼使い 12
「カランダ島が見えたぜ皆ー!!」
ラウトの声に皆が甲板に出てきた。遠くの方に小さく島が見える。
「ラウト、あんな小さい島よく見えるね…」
フウリが言うとラウトは得意げに胸をはった。
「まぁね。」
ほどなく船はカランダ島の港に着いた。
「皆行くぞー」
カイルに続き皆船を降り始めた。フウリも降りようとしたその時
「ちょっと待て。」
「ギアン?」
後ろから声をかけられ、フウリは振り返った。
「?どうした二人とも」
カイルや皆が戻ってきた。
「お前、その格好のまま降りるつもりか?」
「へ?……あっ!!」
忘れていた。フウリは全国的に指名手配されているのだ。
「どうしよ〜これじゃ、降りれない…」
その時フウリをじっと見ていたロアがポンッと手を叩いた。
「変装よ!」
「えっ!?」
皆の声がキレイに重なった。
「それもただの変装じゃないわよ…。男装よ!!」
「男装!?私が!?」
驚くフウリを抱えこむとロアは自分の船室に引きずって行った。
しばらくして、得意げな顔をしてロアが出てきた。
「どう見ても男の子だわ!!絶対これでばれない!!」
少しして出てきたフウリの姿に皆目をみはった。
「完璧に男の子でしょ」
長い黒髪は頭の上に縛ってくくりあげ、上からバンダナで隠してある。
男物の服を身に付けた姿はどう見ても男の子だ。
特徴的な水色の目はカラーコンタクトで黒くなっていた。
「スゴいね…これ」
フウリ自身驚いている。
実はつけヒゲまでロアはやりたがったのだが、フウリは断固として拒否した。
「できるだけ男の言葉づかいを心がけるのよ。
あと名前だけど、どうしよ…」
うーん…と皆考えこんだ。
「風の神ウィランドからとってウィルでいいだろ?」
カイルが言った。
「ウィルね。いいんじゃないの?」
ラウトの声に皆が甲板に出てきた。遠くの方に小さく島が見える。
「ラウト、あんな小さい島よく見えるね…」
フウリが言うとラウトは得意げに胸をはった。
「まぁね。」
ほどなく船はカランダ島の港に着いた。
「皆行くぞー」
カイルに続き皆船を降り始めた。フウリも降りようとしたその時
「ちょっと待て。」
「ギアン?」
後ろから声をかけられ、フウリは振り返った。
「?どうした二人とも」
カイルや皆が戻ってきた。
「お前、その格好のまま降りるつもりか?」
「へ?……あっ!!」
忘れていた。フウリは全国的に指名手配されているのだ。
「どうしよ〜これじゃ、降りれない…」
その時フウリをじっと見ていたロアがポンッと手を叩いた。
「変装よ!」
「えっ!?」
皆の声がキレイに重なった。
「それもただの変装じゃないわよ…。男装よ!!」
「男装!?私が!?」
驚くフウリを抱えこむとロアは自分の船室に引きずって行った。
しばらくして、得意げな顔をしてロアが出てきた。
「どう見ても男の子だわ!!絶対これでばれない!!」
少しして出てきたフウリの姿に皆目をみはった。
「完璧に男の子でしょ」
長い黒髪は頭の上に縛ってくくりあげ、上からバンダナで隠してある。
男物の服を身に付けた姿はどう見ても男の子だ。
特徴的な水色の目はカラーコンタクトで黒くなっていた。
「スゴいね…これ」
フウリ自身驚いている。
実はつけヒゲまでロアはやりたがったのだが、フウリは断固として拒否した。
「できるだけ男の言葉づかいを心がけるのよ。
あと名前だけど、どうしよ…」
うーん…と皆考えこんだ。
「風の神ウィランドからとってウィルでいいだろ?」
カイルが言った。
「ウィルね。いいんじゃないの?」
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