私の初恋?
六年前の五月…彼は、私の前に現れた…私は、一目見た瞬間に恋に落ちた。
誰からも相手にされずに独りぼっちだった私に無邪気に笑いかける彼を見て私は、胸が熱くなり、泣きそうになった事…今でも覚えている。
素直に人と接しられる彼を悔しいケド…羨ましく感じた…素直な彼と一緒にいると、私まで素直になれる気がした…。
あの時、私は、ずっと一緒に居たいと思った…
彼が運命の人だと、あの日…あの出会った瞬間信じた…。
それから私は、彼と一緒に居る事が少しずつ増えていって…いつしか、会えないと不安になって… 毎日会うのが当たり前になってた…。
私達は、お互いを必要としていた…
周りから私達が、どう見えてるか分からないけど…私達は、ただ会って、お互いに何でもない話をしてるだけで良かった…。
内容は、はっきり言うとくだらなくて、つまらなかったけど…私は、それでも幸せだった…。
私は、彼の事大好きだったのに…素直じゃなくて…気持ちを言えなかった…。
私は、彼といる時は、本当に幸せだったんだよ? …でも、それだけじゃ足りなかった…私は、淋しくて他の人と付き合ってしまった…。
そして彼に会う日が少しずつ減ってしまった、気付いたら全然会わなくなってた…。
でも、少しずつ彼に会えない事が私は、淋しくなった…。
それが原因で彼氏にフラれた…
また独りぼっちになった…
気付いたら淋しさのあまり彼にメールしてしまってた…
「何してる?」
ただ一言のメールなのに彼は、心配して電話してくれた…私は、私を心配してくれる、その優しさが嬉し過ぎて泣いてしまった…それなのに彼は、勘違いして、優しく
「ごめん…お前の気持ちも考えんで電話して…俺ずっとお前の事考えてたけど…勇気なくて…そしたら、お前から連絡来て…つい電話してしまった。本間にごめん…」
って言ってくれた。
私が「そんな事ない」って言ったら彼は、ホッとした様な感じに笑った…
私は、その時やっぱり彼には勝てないなって思った…。
だって彼の声を聞いただけで、さっきまでの淋しさが無くなってたんだもん。
その時、彼が
「お前の声聞いたら元気出た」
って言ってくれて…
同じ気持ちだって思って嬉しかった。
それから、また会う約束をした。
続く…
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