サヨナラ
−−春−−
桜が舞い散る頃、
彼は卒業する。
何度も書いたラブレター
渡せずに捨ててしまう。
フラれるのは嫌。
でも、気持ちを伝えずに
卒業するのはもっと嫌。
そして、卒業式の日。
退場していく彼を見て
泣いて泣いて泣いた。
『ラブレターを渡そう』
そう決めてたのに勇気が出ない。
心の準備は出来ていた。
なのに、もしフラれたら・・・いろんな不安が込み上げてくる。
そのまま彼は卒業した。
サヨナラ、私の恋した人
サヨナラ、私の恋。
いつか運命の人と巡り会えるよね・・・
−−end−−
感想
感想はありません。