携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> クリスタルクラッシュ3―?

クリスタルクラッシュ3―?

[395]  いっと  2010-03-24投稿
ザックとリリアが小屋に入ると、既にそこにはエナンとダリル、ミーナが椅子に座って待っていた。
「ようザック。第一関門クリアだな」
ダリルは悪戯っぽく笑って、剣の鞘を撫でた。
「第一関門って…」
ザックは顔をひきつらせながら、エナンの隣の椅子に腰掛けた。
「それでは早速会議に入りましょう」
リリアは椅子に座ると真剣な表情に変わって、四人に呼びかけた。
「エナン、トライス城内で何か動きはあったかしら?」
「はい。エリック王は『例の物』をより安全な場所に移動すべく候補を選定しているようです」
エナンは書類に目を通しながら報告した。
「候補となっている場所は?」
「カシアス山、エルグ高原、ダミス山の三つです」
「なるほど…どこもあまり人が立ち入らない場所ね」
リリアは眉間にしわを寄せた。
「エルグ高原ならよく行ったけどなあ…」
ザックはポツリと呟いた。
「ああ、エルグ高原はポナミ村から近いですからね」
エナンはエルグ高原周辺の地図を思い浮かべながら、頷いた。
「なら、リスクが低い山の方になるかしらね」
「そうでしょうね。と、なるとここから近いのは…」
「あの…」
ザックは少し困ったような表情で、恐る恐る手を上げた。
「何かしら?」
「ちょっと話が見えないんだけど…『例の物』っていうのは一体…?」
「そうか、まだザックさんには話していませんでしたね」
エナンはしまった、といった表情で頭を軽く叩いた。

感想

感想はありません。

「 いっと 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス